2022
02.17
ARCHIVE
アーカイブレポート / POSTERS #001
2019年の夏に行われたデザイナーが手掛けたポスターを一同に会した「POSTERS」展のアーカイブレポートをお届けします。
会期:2019.6.28(金)– 8.18(日)
会場 :OFS GALLERY(OUR FAVOURITE SHOP内)
OFSで開催するポスターの展示は趣向を凝らし、日本を代表するグラフィックデザイナーやアーティストが揃った豪華な顔ぶれの展示、、、となりました!そのラインナップにしびれます。
浅葉克己 植原亮輔 葛西薫 菊地敦己 永井一正 仲條正義
中村至男 服部一成 渡邉良重 フィリップ・ワイズベッカー
もう名前を見ただけで、憧れの方ばかりで展示が始まる前から胸が高鳴ります。今回作家の方々にご協力いただき、1点ものや、特殊な技法で制作されたものなど、貴重な作品を多数出品いただきました。
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本展企画の小高真紀子さんは以下のように言葉を寄せてくださっています。
「POSTERS」は、グラフィックデザイナーやアーティストのポスターを展示、販売する展覧会です。作家のみなさんにご協力いただき、これまでに制作、発表した数々のポスターの中から、本展のために特別に出品していただきました。普段の展覧会では、来場者は作品を「見る」ものですが、「買う」という行為も加わって鑑賞したら、作品の見え方や距離感がいつもと少し違ってくるかもしれません。会場で販売するポスターは、一部をのぞいて現品限りの希少な作品ばかりです。ぜひ、会場でお気に入りのポスターと出会い、作品のコレクターになっていただけたらと企画しました。
作品を「見る」だけではなく「買う」ことで、手に取ったり、思いっきり近寄って隅々まで見たりして、新たに発見することがきっと多くあるはずです。作品を購入することに馴染みがない方でもポスターであれば気軽にお部屋に飾っていただけるかも知れない、という想いもありました。実際に「初めて作品を買いました」というお客様もいらっしゃいました。「POSTERS」をきっかけに作品を集めたり、飾ったりする楽しみが訪れた方により広がっていくと良いなと感じます。
通常、ポスターの展示は壁に額装やパネル張りされたものを見て頂く機会が多いと思います。OFSでは間近でご覧いただけるような方法で展示を行いました。印刷の具合を近くでご覧いただいたり、何枚か並べて見比べたりと、OFSならではの楽しみ方でご覧いただけたかと思います。出品作品の総点数は約100点(!)というボリュームでしたが、そのほとんどはお客様のもとへ旅立っていきました。中には「昔から大好きだったデザインのポスターがまさか実際に手に入るなんて!」というお声も頂きました。作られた年代もさまざまですが、幅広い世代の方にご覧いただけた展示となりました。
野球チームのように一際目を引く「POSTERS」のロゴ。な、なんと出品作家でもある仲條正義さんがデザインしてくださいました!仲條さんは資生堂パーラーのロゴやパッケージ。 資生堂『花椿』誌のアートディレクションなどを手掛け、日本のグラフィックデザインを語る上では欠かせない存在です。手書きで描かれた仲條さんのロゴはもう、本当に貴重なものでスタッフ内でもデザインを見た瞬間に「おぉ!」と声があがりました。
そんなスーパースターたちが集結したような豪華な内容の展示ですが、出品してくださった作品も今ではもう手に入らないものや、大切に保管されていたもの、今回の展示のために新たに印刷してくださったりなど、貴重なものたちばかりでした。一部出品作品はこちらのページでご覧いただけます(現在は販売を終了しています)こちらは仲條さんのポスター「フジのヤマイ」です。デザイナーの方々にとても人気でたくさん納品させていただきました。
画像はほんの一部ですが、多くのバリエーションがありどれにしようか迷われる方やシリーズものをコンプリートされる方もいらっしゃいました。
展示のオープニングでは浅葉克己さんが「薔薇刑」のポスターにワインをかけるパフォーマンスも!三島由紀夫にちなみ、ワインがまるで鮮血のようにポスターに染まっていきました。
永井一正さんもPOSTERSのTシャツを着て、出品作品にサインを入れてくださいました。
POSTERSのロゴグッズはOFSのONLINE SHOPでも大好評販売中です。Tシャツの他にもトートバッグや缶バッジ(大・小)、ステッカーがあります。ステッカーはPCやお気に入りの持ち物に貼ったり、この夏はPOSTERS Tシャツをコーディネートしてみたりなど、ぜひ日々の生活の中に取り入れてみてくださいね。
POSTERSオリジナルポスター・アーカイブポスターは下記よりお買い求めいただけます。