2024
10.28
「NEXT by Pen クリエイター・アワード」
受賞作品のご紹介
POSTERS参加作家、植原亮輔さんと髙田唯さんが「NEXT by Pen クリエイター・アワード」のポスター部門に審査員として参加しました。「AからZ、すべてのアルファベットを使ったタイポグラフィ」をお題に、「部屋に飾りたくなるポスター」を募集。200作品以上の応募のなかから、12人の参加者が集まり、選出された最優秀賞1点と優秀賞4点(うち2作品が植原賞と髙田賞)を紹介します。
<最優秀賞>
「レイ」と名付けた書体で構成されている。この書体はコム・デ・ギャルソンのデザイナー、川久保玲にインスパイアされたもの。川久保の反骨精神やパンクといった概念を書体に落とし込みたかったという。
<優秀賞>
植物をイメージしタイポグラフィに落とし込んだ。具体的な植物を参考にしたのではなく、見る人が日常を過ごすなかで、葉っぱに見えたり木に見えたり山に見えたりと、自由に感じてほしいという。折り紙をスキャンし制作された。
<優秀賞>
アルファベットを立体にして、さらに上から見たところを表現したというひねりの効いたデザイン。さらに掠れだったり、アナログな質感も追加している。
<優秀賞(植原賞)>
こちらもコミュニケーションをテーマにした作品で、タイトルは「交信」。どんな言語でも言葉を使う際に声色やジェスチャーなどを交えて表現する。その姿勢を愛しく思い、その愛しさをビジュアルに落とし込んだ。フォントを3DCGでモデリングし、声を震わせたようなゆらぎを加えている。
<優秀賞(髙田賞)>
自分の部屋に飾るのならば、かっこいいポスターもいいけれど、子どもが描いた落書きみたいなものがあってもいいのではという発想から制作をはじめた。ひらがなやカタカナの文字一つひとつの構成を解釈し直し、崩した文字で構成されている。
2024年11月4日(月)までアクタス・丸の内店にて最終審査で選出された最優秀賞1作品と優秀賞4作品を特別展示しております。スカルプチャーな家具たちとともにコーディネートされた空間をお楽しみいただけます。ぜひお立ち寄りください。
アクタス・丸の内店
開催場所:東京都千代田区丸の内1丁目5−1 新丸の内ビルディング 3F
開催期間:開催中〜2024年11月4日(月)
www.actus-interior.com/shop/marunouchi
NEXT by Pen クリエイター・アワード
2017年にスタートし、その1年に活躍をしたクリエイターをたたえる「Pen クリエイター・アワード」。その連動企画として、若手クリエイターやクリエイターを志す人を対象とした作品公募×ワークショップのプロジェクト「NEXT」を展開。今年はポスター部門、アニメーション部門、Webtoon部門、縦型ショートドラマ部門を開催している。
https://www.pen-online.jp/article/017091.html